自社の中途採用者向けの説明会に向かっています。座談会に出て入社希望者とお話をするらしいです。
— 渡邉正人@IT屋×柔術家 (@mw1919jp) 2019年2月23日
言いたいこと言うつもりだけど怒られたりしないかな?人事は私のキャラを分かった上でブッキングしたのだろうか。
全日本マスターに行けなくなった怨みを人事は知らない…
ということで、自社の中途入社希望者向けの座談会に出席してきました。
私自身は転職エージェントを通して、①書類審査→②面接→③採用の流れで入社したこともあり、会社説明会や座談会といったものに参加したことはないのですが、採用側の社員として座談会に参加してみて色々と面白かったので内容を書き起こしておきたいと思います。
座談会で質問された内容TOP3
1位:残業はどれぐらいですか?
2位:業界知識がなくても大丈夫ですか?
3位:日常的に英語は使いますか?
皆さん、やはり残業時間が気になるみたいですね。
あとは外資系コンサルティング会社という看板を背負っているので、業界知識の必要性や研修制度、現場で必要とされる語学力(英語力)に関する質問が多かったです。
外資系コンサルに分類される会社ではありますが、英語ができない人には絶対にグローバル案件は回ってこないので心配する必要はないし、専門的な業界知識がなくともサバイブできます。
英語力に関してはこちらの記事(外資系企業で必要とされる英語力はどのくらい?外資系ITコンサルの中途社員が実体験で語る)に詳しく書いているので、英語に自信がない人は目を通してみて下さい。
業界知識はあるに越したことはないですが、業界知識がなかろうがITに関する経験があれば問題なく生き残れます。※業界知識もITスキルもない方は正直難しいと思います
なので「業界知識」や「語学力」がハードルに感じているような人は心配しなくていいです。
現に生き残れている私がいます。
やはり気になる残業時間。働き方改革は進んでいる?
この質問って、個人的にはあまり意味がないと思うんですよね。
参加者にも伝えましたが、この業界で働いていると基本的にはお客様先に常駐することが多く、その現場の状況によって稼働状況は千差万別です。
参加者「平均的な残業時間はどれぐらいですか?」
私『私の場合、昨年度実績だと平均20h/月ぐらいだと思います』
参加者「えっ!?少ないですね。今の職場の方が全然多い…」
私『あっ、全社員がその程度という訳ではなく、あくまでも私の場合です。現場によっては稼働が高いプロジェクトも存在しています』
ちゃんと説明しておかないと入社してから「あの時騙された」と思われても嫌ですからね。
一応補足しておくと、昨今の【働き方改革】の流れを受けてなのか、以前と比較するとコンサル業界も【労働環境の改善】はかなり進んでいるみたいです。
事実、離職率も大幅に低下している模様。←当日、人事の人から聞きました
底の空いたバケツにいくら水を注いだところで、穴をふさがないと水は溜まらないですからね。
たまに昔からいる社員の苦労話を聞くと、ヒクを通り越して笑っちゃいます。
すごい時代もあったもんだなぁ、と。(自粛
参加者の質問はどこまで選考に影響する?
「会社説明会 質問」で検索をかけると候補がいくつか上がってきます。
「会社説明会 質問 例」
「会社説明会 質問 しない」
「会社説明会 質問 マナー」
うーん。闇が深い。。。
いくつか該当記事を読んでみましたが、どれもこれも似たような内容が書いていますね。
こんな記事が大量生産されるから、型にハマった画一的な質問しかあがってこないのでしょう。
今回、中途入社向けの会社説明会後に開催される座談会に参加してきたわけですが、
休日にわざわざ社員を呼んで質疑応答の時間を取る企業側の狙いを考えてみてほしいと思います。
いくつか理由は考えられますが、一番は企業と求職者のミスマッチのリスクヘッジです。
従って、どんな内容の質問をすればよいかというと、自分が入社するにあたり不安に思っていることや聞きたいことをストレートにぶつけるべきです。
分かります。分かりますよ。
「こんなこと聞いていいのかな?」って思うことも。
ある程度選考が進んできた局面では考えた方がいい場合もありますが、会社説明会や座談会であれば何を聞いても問題ありません。
選考序盤での質問は選考作業に一切関係しないから!
そもそも何十人、何百人いる候補者中から誰がどんな質問をしたかなんてチェックしていません。
一番痛いのが、「僕ってこんなに賢いんです」「世の中のこと良く知っています」「エッジの効いた質問してやろう」ということを考えて、業界動向とか経済動向なんかを絡めた小難しい質問をしてくる人。
大抵、話(前フリ)が長いだけで肝心の中身はスッカスカ。
もうね。心の中では
(あー、また痛々しい奴が来たな)
ぐらいにしか思っていません。
自分がその会社に入社することをリアルに想像して、分からないことや気になることを質問するのがいいと思います。
業界動向とか経済動向とか中長期的な成長展望とかクソどうでもいいです。
あとは特に聞きたいことがないなら、無理に爪痕を残そうとしなくていいです。
支離滅裂な質問するぐらいなら、担当者の目を見ながら周りの話にウンウンと頷いて黙って席に座っていましょう。
座談会に参加した社員が人事にお願いされること
これを書くと質問を張り切っちゃう人が出てきそうなので、書くことが躊躇われるのですが一応書いておきます。
座談会に参加する社員が人事からお願いされることが一つだけあります。
それは「うちの会社に合いそうな人がいたら後で教えてください」ということ。
座談会などで一つの指標となるのは、求職者のコミュニケーション力です。
質問の内容ではありません。
コミュニケーション力です。
勘違いしないでもらいたいのでは、ここでいうコミュニケーション能力は【質問の内容】でも【質問の回数】ではないです。
濃さや回数ではなく、きちんと会話が出来そうな人か否かです。
繰り返しになりますが、無理に爪痕を残そうとしなくていいです。
それよりも会話のキャッチボールを正確に行うことを心掛けた方が100倍印象は良くなると思います。
選考の序盤は加点方式ではありません。
基本は減点方式です。
無理に目立とうとせず、自然体で挑んで下さい。
まとめ
今回は自身が企業側で座談会に参加してみて感じたことを書きました。
新卒でも中途採用でも、求職者側(応募者側)はどんな質問をしていいのか迷いますよね。
繰り返しになりますが、会社説明会や座談会での質問が選考に影響することはありません。
気になることは積極的に質問して、後悔しない会社選びをしましょう!
ご自身の賢さアピールは程ほどに…