柔術Lifelog

「柔術ときどき仕事」ぐらいの割合の【柔術多め】ブログです。

外資系企業で必要とされる英語力はどのくらい?外資系ITコンサルの中途社員が実体験で語る

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外資系企業に転職したという話をすると「英語話せるの?」という質問をされること多いので、今回は実体験をもとに面接から配属先プロジェクトでの英語の利用シーンについて説明したいと思います。

「自分は英語が話せないから外資系企業なんて無理だ」と思っている人に読んでもらいたい内容です。

それではいってみましょう!

人生初の転職活動は4日で終了

面接までの流れを簡単に触れておきます。

今の企業は転職エージェント(DODAを使いました)経由で紹介してもらいました。

初転職だったので、とりあえず試しに1社受けてみるかと軽い気持ちで受けてみたところ、サクッと1次面接を通過。

1次面接が通ったので、エージェントから2次面接の日程を決めてほしいと連絡が入る。電話を切ってスケジュールを確認。



10分後…



DODA担当者から着信あり。スケジュールの催促かな?気が早くないかと思いながらも電話に出てみると

「すみません。1次面接の通過ではなく、内定出たみたいです!」




マジか。笑




エージェントとの初回面談から、わずか4日で人生初の転職活動終了!



入社後、担当した面接官(今の配属先プロジェクトのトップ)から話を聞いたところ、定期的に採用強化活度なるものが行われており、本来2日に分けて行う1次・2次面接を1日で終わらせてしまおうという時期にちょうどハマったとのこと。

私の経歴と人物像が高く評価され、特別に1発内定が出たものと勘違いしていたことは皆には秘密です。

なので私の1次面接(本当は最終面接)は2人の面接官を相手に行われました。


「一次面接なんで、会社説明だと思って軽い気持ちで受けてみてください」


今思い返してみると、DODAの担当者の情報伝達ミスのおかげで自然体で面接に挑めたことがプラスに働いたのかもしれません。

「ありがとう、DODAの人。」

なんてこれっぽっちも思ってないからな!!

面接はオール日本語でした!

さて、本題の面接の内容です。

1次面接(本当は最終面接)ということもあり、英語での面接やフェルミ推定(*)のような意地悪な質問はないだろうと思う反面、実はちょっとビビッていました。

結果、以下のような一般的な経歴紹介や質問だけで無事終了。

  1. 職務経歴の説明
  2. 転職の動機説明
  3. 今まで一番大変だったプロジェクトの説明
  4. 入社後に希望する業務内容(どんなことがやりたいか)
  5. 長期出張・転勤の可否 ←これが一番答えづらかった

内心ビビッていた英語での面接や語学力に関する質問などは一切ありませんでした。

こうして、1次面接(くどいようですが本当は最終面接)を難なく通過していきます。


attentionフェルミ推定とは?
意地悪な面接官が学生を困らすことだけを目的に適当に考えた、いくら考えても答えなんて出るはずもない荒唐無稽は質問のこと。

以下、フェルミ推定の出題例と模範解答。

日本にある電柱の数は?
知らんがな。笑

スクールバスにゴルフボールはいくつ入るか?
スクールバスではなく、トラック輸送を考えてはいかがでしょうか?

世界中で今この瞬間トイレにいる人は?
質問の意図が分かりませんが、少なくともトイレに行きたいと思っている人がここにいます。

などなど。常人では到底考えつかないような意味不明な質問を無理矢理考えさせることをフェルミ推定といいます。

ちょっと焦った入社オリエンテーション

では、入社後はどうだったか?


新入社員・中途社員向けのオリエンテーションでキツめのパンチをお見舞いされました。

  • 全編英語の会社紹介動画を見せられるが、正直全く聞き取れない!
  • オリエンテーション資料が英語で作られており、内容がなんとなくしか理解できない!!
  • Outlookを開いたら英語のメールが大量に送られてきている!!!ヒー


もうね。本当に焦りました。

正直、この会社でサバイブしていく自信を失いかけました。

だって本当に理解出来なかったから!!!

当時、メモで利用していたOneNoteに以下のようなコメントが残っていました。相当焦っていたんだろうな。

■初日
ドキュメントは全世界共通らしく、全て英語。動画とかも見せられるけど、なんのこっちゃか分からない。マジで英語勉強しないと。。。


当時は「とにかく英語勉強しなくては!」という強い思いに駆り立てられたことを鮮明に覚えています。

そして、そんな思いを胸に抱きながら、プロジェクトに配属されていきます。

果たして生きていけるのか…

配属先プロジェクトはオール日本語!英語が出来なくても生きていけることを確信

外資系企業だからと言って、グローバル案件が多いわけではありません。

むしろ、大半が日系企業を相手にお仕事させてもらっています。

グローバル案件に携わっているメンバーは割合でいったら希少種に分類されます。

入社前、入社直後は「英語を使う案件にアサインされたらどうしよう。。。」

なんて、ビビッていましたが、全くもっていらぬ心配でした。


英語ができない人に絶対にグローバル案件は回ってきませんので!!!キリッ


よく考えれば分かることですが、海外のクライアントを相手にするのであれば、ネイティブレベルで会話ができないと文字通り「話にならない」訳で、会社としてもそんな人材をわざわざアサインしたりしません。

少なくとも私の周りでは、


「君は英語ができるからグローバル案件に行ってもらうよ」


という話は聞いたことはなく、


『英語を使いたいのでグローバル案件にアサインしてください!』


と、自分から手を挙げてアサインされるケースしか知りません。

従って、「自分は英語が話せないから外資系企業なんて無理だ」という考えは幻想でしかありません。

昇進には英語が必要だという事実を突きつけてみる

さて、ここまでは「英語が出来なくても外資系企業で生きていけますよー」ということを盛大にアピールしてきましたが、ここで皆さまに一つ重要なお知らせがあります。


TOEICの点数が低い人は昇進できません!(慟哭


実務で英語は使わないんですよ。
使わないんですが、昇進にはTOEICの点数が必要です(ニッコリ


もうね。こればかりは社内ルールなので仕方ありません。昇進を諦めるか、真面目に英語を勉強するかの二者択一です。


どんなに仕事ができようが、どんなに周囲の評価が高かろうが、この壁をクリアできない人間は一切の例外なく昇進できません。


以前、飲み会の席で上司に対して、

「今はgoogle翻訳の精度も上がっているし、イヤホン型のトランスレーターもあるんだから、TOEICの点数なんて必要ないじゃないですかー」

と、無邪気に質問をしていた若人(わこうど)がいました。

若人はそれなりに仕事は出来ますが、英語が苦手でした。

そんな若人に対して、マネージャー様は以下のような切れ味鋭いカウンターで若人をバッサリ切り落としました。

『勉強する習慣を身に着けさせるためにもやらせてるんだ。仕事ができると思っているなら、TOEIC ●●●点ぐらい3ヶ月で取ってこい』





痛っ。。。
イッターーーーーイ!
流れ弾が被弾して胸が痛いよ!



ということですので、実務で英語を利用するシーンがないからといって、全く英語が出来なくて問題がない訳ではありません。

少なくとも偉くなりたければ、最低限TOEICの点数は必要ですし、英語が読めるようになれば(話せなくても良いので)、英語の社内ドキュメントを読み漁ることで知識を増やしていくといったこともできるので、やはり英語が出来るに越したことはありません。

まとめ

以下、今回のまとめです。

  • 英語ができなくても外資系企業には潜り込める(入社できる)
  • 英語ができなくても外資系企業でサバイブできる(仕事できる)
  • けど、やっぱり英語はできた方がいい(勉強は必要)
  • 入社してから勉強してもTOEICの点数は取れる(読む・聞くは出来るようになる)


なんだか、至極当然の話に帰結してしまいましたが、この記事が外資系企業への入社・転職を悩んでいる人の後押しになれば幸いです。

尚、本記事は外資系ITコンサルに中途入社(←ここ重要。新卒だと話がだいぶ変わってくる)した筆者の経験を基に書いた記事であり、全ての外資系企業に当てはまる内容ではないことはご承知おき下さい。


■この記事を書いた人
わたなべまさと
IT屋×柔術家。2016年に10年勤めた中小ベンチャーから大手ITコンサルティングファームに転職。自身の仕事論と柔術を中心とした格闘技ネタについてブログを執筆。
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