柔術Lifelog

「柔術ときどき仕事」ぐらいの割合の【柔術多め】ブログです。

青木真也サロンを例にコミュニティについて考える(副題:オンラインサロンという地獄に惑わされるな)

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「オンラインサロン」という地獄に惑わされるな

  • 「好きを仕事にしよう」「楽しくみんなで学ぼう」といった趣旨のオンラインサロン もありますが、あれはただの洗脳です
  • 「なりたい」は憧れで 「気づいたらなっていた」が本能
  • 「好きを仕事に」を鵜呑みにすると「洗脳」される


2/20発売の格闘家 青木真也の著書『ストロング本能 人生を後悔しない「自分だけのものさし」』の一説を抜粋。




「オンラインサロン」という地獄に惑わされるな



なかなか刺激的なワードですね。

年始早々にオンラインサロンに関する炎上事案が発生したこともあって、ネタ的にもなかなかホットな話題です。


で、思ったんです。


青木真也サロンに入会している自分も地獄行き!?って。


今回は自分が入会している青木真也サロンを例にコミュニティの在り方について考えてみたいと思います。

「オンラインサロン」という地獄に惑わされるな

この言葉だけ切り取ると誤った解釈をする人が出てくると思うので、内容を詳しく知りたい方は青木選手のnoteで一部内容が公開されているので、こちらをご確認下さい。

ざっくり書くと、

TVやWEBの世界で活躍している人達を見て「あの人みたいになりたい」「好きなことを仕事にしたい」「好きなことで稼ぎたい」という憧れを持ってサロンに入会したところで食い物にされるだけ。心の底からそう思っている人は「気付いたらそうなっていた」「それにしかなれなかった」というケースの方が多いので、『なりたい』と考えているうちは安易に踏み出す前に自分の心に問いかけてみようといったところでしょうか。

全てのオンラインサロンの在り方を否定している訳ではなく、お金儲けの手段として「好きを仕事にしましょう」と唱っている輩もいるので気を付けましょうということです。

「気付いたらそうなっていた」「それにしかなれなかった」という考え方は非常に共感できました。

何か事を成すためには行動的禁欲こそが唯一の手段でしかないという持論(と言っても誰からの受け売り)があるからです。


行動的禁欲という言葉の意味について触れておきます。※WEBで調べて自分なりに咀嚼した知識でしかないので誤った表現が含まれている可能性もあります。ご容赦下さい。


仏教における因果論は「善行を働けば(因)救われる(果)」です。
↑いきなり宗教の話でびっくりしたことでしょう

この行動的禁欲という考え方は、この因果(原と結)を逆転させた理論になります。

「神によって救われている人間ならば(因)、神の御心に適うことを行うはずだ(果)」

この考えの下、人々は一切の欲望や贅沢や浪費を禁じ、それによって生まれたエネルギーのすべてを、信仰と労働(神が定めた職業、召命、天職、ベルーフ)に集中させた。これが行動的禁欲の考え方です。


この考え方を今っぽく置き換えてみます。

「インフルエンサーになれる人間ならば(因)、影響力を持つための行動を行うはずだ(果)」


いま世に出ているインフルエンサーたちもこれまでの地道な積み重ねがあります。

何年間も毎日ブログ書き続けたり、不眠不休で仕事をこなしてきたなど、華やかに見える裏側で人のそれとは比べ物にならない程の圧倒的努力を行っています。

オンラインサロンに入ってサロン主たちの投稿を黙って見ていても何の影響力も持ちません。

心の底から本能レベルでそうなりたいと願う人であれば、あらゆる他のことがらへの欲望はすべて抑え、そのエネルギーの全てを目標達成のために注ぎ込んで行動を起こしているはずです。

「オンラインサロン」という地獄に惑わされるな。

青木真也サロンに入会している自分も地獄行き?


かく言う私ですが、あるオンラインサロンに入っています。


そう、青木真也サロンです!爆


「どうですか?地獄っすか?」と問われたら、そんなことないと答えます。


青木真也のような仕事がしたい!
→まず無理でしょう。格闘技強くないし。


青木真也のようになりたい!
→考え方は共感できる部分が多いですが、そこまで振り切れません。


そうなんです。

どうやら私は青木真也にはなれそうにもないんです。


ではなぜサロンに入っているか?自分なりに考えてみました。

「生き方」に共感して想いを乗せる

昔から格闘技を見るのは好きでした。

好きと言ってもK-1、PRIDE、HERO'S 、DREAMなど、地上波で流れる大きな大会を見る程度で会場に足を運ぶほどの格オタではありませんでした。

特定の選手の熱狂的なファンということもなく、「魔裟斗の煽りすごいなー」「須藤元気の動きおもしろいなー」「ミルコ強いなー」「ヒョードル怖いなー」ぐらいのノリで見てました。

青木真也という沼にはまったのはいつの頃だろうか?

強烈な出来事があって一気にファンになったというよりも、気付いたらのめり込んでいたように思います。

強いて挙げるとしたら、DREAM ライト級グランプリのJ.Z.カルバン戦です。

www.youtube.com

”仮に僕が1パーセントしか勝つ可能性が無いとしても
100回やって1回じゃないですか?
その1回目を一発目に持ってくる自信があるんですよね”


それまでは青木選手の印象といったら「寝技が強い選手」ぐらいの印象しか持っていなかったんですが、この煽りVを見て面白い選手だなと感じたことを覚えています。

肝心の試合内容はというと、カルバン選手のヒジ打ちが青木選手の首元に入ってしまいノーコンテスト。

DREAM旗揚げ戦、しかもメインがまさかのノーコンテストという結果に!!

おいおい、大丈夫かと思いながら、この後の流れを自然と追うことになります。

そして、決定した青木真也 vs JZカルバンの2戦目。

www.youtube.com

”大晦日以降のね 止まった時間っていうのは
自分の力で突き動かしたいなと思ってますね
俺にとって 今回は決戦ですから”


この表現は痺れましたね。※煽りVはコチラ

相当なプレッシャーだったと思います。

偶発的な事故で仕方ないとは言え、旗揚げ戦のメインがノーコンテストに終わったことで、外野から色んな雑音が相当入ってきたことも容易に想像できます。KIDさんも言いたい放題だしwww

試合結果は文句なし判定3-0で青木選手の勝利!

試合後は感極まって涙。号泣青年。

常人では想像できないようなプレッシャーがあったんだと思います。

このあたりから青木選手から目が離せなくなってきました。

このトーナメントは永田選手、宇野選手に勝って、このまま優勝するかと思いきや決勝でヨアキム・ハンセンに敗れてしまいます。

しかしながら、その年の大晦日に当時DREAMで猛威を奮っていたエディ・アルバレスに勝利し、翌年に組まれたライト級タイトルマッチでハンセン選手にリベンジを果たし、見事DREAMライト級王者に輝きます。

もう、この頃には首元までどっぷり沼に浸かっています。

アルバレス戦の煽りとか見るとたまんないですよね。

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”追いかけるのはもうやめたんですよ
あれをまた作ってやるよ
俺が頑張んなきゃ”

2016年に発売された『空気を読んではいけない』に当時の心境などが詳しく書いており、これを読んだ後には頭の先まで完全に沼に沈みました。

自分はそうなれないけれども、青木真也という「生き方」に共感して想いを乗せる。

これが私が青木選手のファンである理由です。

自分が好きと思える対象を身近に感じられることの幸せ

当たり前ですが、サロンに入会するまではメディア越しの選手でしかありませんでした。

本を買って読んだり、試合映像を見たり、Twitterの投稿を追っかけてみたり。

以前からサロンの存在自体は知っていたんですが、活動内容がどういったものかをイメージ出来ずに入会を躊躇していました。

入会したのは2019年の1月。ちょうど、あるオンラインサロンが炎上している頃です。

新年だし何か新しいことを始めようと思い青木真也サロンに入会。

非公開グループチャットや定期的なオフ会が開催されていることは知っていたのですが、チャットに参加したその日にオフ会への参加が決まり、その翌週には青木選手本人とお茶することに。←ビックリするぐらい展開が早かった…

これまで遠い存在でしかなかった対象が身近に感じられる不思議な感覚。

その後もグループチャットなどでサロンメンバー含め、日々色んな議論が行われていますが、想像以上に居心地が良い。

それぞれバックボーンが異なるメンバーが集まっていますが、1点だけ共通していることがあります。

青木真也のファンであるということ。

この1点を軸に繋がっていく訳ですが、実に面白い。

逆の捉え方をすると、その1点しか繋がりがない中で色んな人が集まりコミュニティを形成しています。

格闘家のオンラインサロンなので、格闘技の話題しか出ないと思っていましたが、全然違いました。

人生相談的な内容から、メディア論や美味しいコーヒーショップの話など、話題がバラエティーに富んでいてとても面白い。

ビジネス系のサロンではないこともあり、良い意味で緩いです。

発言のハードルが低いというか、どんなことを書いても誰かが拾ってくれるような雰囲気があります。

良い意味でオンラインサロンのイメージが崩れました。

どのコミュニティに属すべきかの判断基準

これからの時代、経済が成熟してきた(成長が止まった)ことで人々の可処分時間が増え、家庭や職場以外のコミュニティに所属する人が増えてくると思います。

事実、身の回りでは昨今の働き方改革の影響を受け、仕事終わりの時間をどのように活用するかといった議論もチラホラ耳にします。

健康のために何かのスポーツ(もちろん柔術をお勧めします!)を始めても良いでしょうし、スキルを身に付けるために勉強会に参加するのも良いでしょう。

ここで気を付けていただきたいのが、身を置くコミュニティを間違えないこと。

冒頭に書いた通り、憧れビジネスのようなサロンに入って時間とお金だけが搾取されることないよう注意して下さい。

もちろん、自分が憧れる超一流の人たちと触れ合って自己の能力をバリバリ高めたいんだと考える人であれば、ビジネス系のサロンに入ってもいいでしょう。

オンラインでもオフラインでも同じですが、重要なことは自分が身を置いて居心地が良いと思える環境であること。

人は誰しも承認欲求を抱えています。

所属するコニュニティー内で発言することのハードルが高いと感じるようなコミュニティに身を置くことはお勧めしません。

有限である自身の時間を費やす場所なので、人生がより豊かになると感じられる場所に身を置きましょう。

まとめ

自身が参加しているサロンを例にコミュニティのあり方について書いてみました。

これからの時代、家庭や職場以外のコミュニティを持っておくことは重要になると考えます。

家庭や職場は何をきっかけにいつ崩壊するか分かりません。

私の場合は今のところ自身が所属する柔術教室青木真也サロンに身を置いています。

オフライン(柔術)とオンライン(サロン)の両方です。

両方とも始めてから日は浅いですが、格段に日々は楽しく充実したものになっています。

家庭や職場で居場所がないような人でも、自分を肯定してくれる(受け入れてくれる)セーフティーネットのようなコミュニティが今後もっと身近になればいいなと思います。

皆さんの人生がより豊かになるヒントになれば。


■この記事を書いた人

渡邉 正人
IT屋×柔術家。自身の仕事論と柔術を中心とした格闘技ネタについてブログ書いています。> 詳しいプロフィールはこちら