柔術Lifelog

「柔術ときどき仕事」ぐらいの割合の【柔術多め】ブログです。

青木真也にアンチが増殖する4つの理由

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前回書いた記事がわりと読まれているようなので、今回も青木真也選手にフォーカスした記事を書いていこうと思います。

実は年始にDRESSの記事構成をパクった「青木真也が格闘技者として人々を魅了する4つの理由」という内容を途中まで書いていました。


途中まで書いていた記事構成は以下の通り。

  1. 格闘技者としての技術の高さ
  2. 商品価値を高めるメディア戦略
  3. 需要を理解した上でのストーリー供給能力
  4. 格闘技に対する想い

なんていうか、普通なんですよね。

毒にも薬にもならないというか。

ONEの解説記事と一緒に公開しようか迷ったんですが、自分の中でモヤッとする部分があり見送りました。

そうこうしている間に、青木選手が書いた以下の記事に対する世間の反応(賛同や批判)が面白かったので、今回はあえてアンチ青木真也の目線に立って青木真也の魅力に迫ってみたいと思います。
fight.abematimes.com

↓ この記事の感想がコチラ

upakaku.livedoor.blog


> ゴミさえ栄養にする生き物ってかんじ。


この表現は笑ってしまいました。

ブログタイトルは強烈ですが、内容は単なる批判で終わらないので気になる方は全文を読んでみて下さい。

ということで、青木真也にアンチが増殖する4つの理由です。


1.強い言葉を多用する

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つまるところ オヤジ狩り
ー2009年4月5日 桜井"マッハ"速人 戦


今、戦極のチャンピオンって誰ですか?
知らないんだよね

ー2009年12月31日 廣田瑞人 戦


この試合をすることによって
彼とは友達にならない

ー2011年12月31日 北岡悟 戦


これは青木選手のメディア戦略によるところが大きいのでしょうが、記者会見や煽りVでは必ずインパクトのある強い言葉を投下してきます。

こういった強い言葉がアンチをイラっとさせるのでしょう。

世間に注目され記事になってなんぼの世界なのでこの手法については全く問題ないと思いますし、記者やライターにとってはありがたい存在だと思います。

ただし、もし私が対戦選手の熱烈なファンだとしたら、

「あっ?なんか言った?怒」

といった感じにカチンとくるかもしれません。

そういった感情を抱かせた時点で青木選手の勝ちというか、リングに上がる前にストーリーや場面を作ることができる稀有なファイターだと思います。

あと良く聞く意見としては、「ビッグマウスに実力が伴っていない」「弱い」といったコメントを目にすることがあります(特にヤフコメ辺りの活動が活発)が、ビッグタイトルも持っていますし、2009年のSherdogライト級ランキングでは世界2位にランキングされています。

■主なタイトル

  • 第8代修斗世界ミドル級王座(2006年)
  • 第2代DREAMライト級王座(2009年)
  • 第2代ONE世界ライト級王座(2013年)

https://twitter.com/blackpandamma/status/1081179709122142213
トップ10に日本人選手が3人もランクインしている。いい時代だったなぁ(回顧)

元Bellator世界ライト級王者であり、元UFC世界ライト級王者のエディ・アルバレスに勝利(1勝1敗)していることからも、間違っても弱い選手とは言えないでしょう。

2.文脈を読むことを要求する

バカを相手にしていない。

誤解を恐れず、端的に書くとこうなります。
※上のツイートのHOPE氏なる人がバカであると言いたい訳ではありません

たまに受け手に考えさせるような、捻りの効いた文章を投げつけてきます。

その言葉をポンと投げられて、なにも知らずに受け取ってしまった人は勘違いすることもあるでしょう。

また、格闘技業界の流れや対人関係(信頼関係)について予備知識のない人は理解できないと思われる内容も稀にあり、見当違いな意見に関しては時にバッサリ切っていきます。


あと、本当にバカだと思った人に対しては心底バカにした態度を取ってきます。



最近だと印象的だったのは、以下のツイート。


このツイートをどう受け取るか?

この受け取り方次第で、青木真也を正しく味わうことが出来るか否かが分かります。(と、勝手に思っています)

大きな流れとしては以下の通り。
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  1. 浜崎朱加×浅倉カンナ戦の後、浅倉選手が浜崎選手との2ショット写真をツイート
  2. 格闘技ファンが上記ツイートに対してダメ出し
  3. ダメ出しツイートを見たKINGレイナ選手が格闘技選手同士はリスペクトし合っていると指摘
  4. 青木選手が表に出た時にどう振る舞うか考えた方がよいとツイート ←イマココ

これ、ビックリするぐらい世間の受け取り方がズレていて、日本人の読解力に少々不安を覚えました。

「どんなスポーツでも試合が終わればノーサイド」

「お互いがいがみ合ってばかりが格闘技じゃない」

「こういった考え方が格闘技を暗く陰湿なものにしている」

などなど…


おいおい、お前ら大丈夫かよっ!?


わりと真剣に中等教育からやり直した方がいいと思えるレベルです。

【尊敬も仲良くなるのは個々大切にすればいい。】って書いてありますよね?

お互いをリスペクトして、試合が終わればノーサイド。こんなことは当たり前です。

そのうえで、格闘家(表現者)としてメディアにどう映るか、客が何を求めているかといったところまで考えを巡らせた方が良いという話ですよ。たぶん。おそらく。きっと…

アンチ青木層が反応しただけなら良いのですが、どうもそうではない格闘技ファンからも似たようなコメントが沢山流れてきていたので、色んな意味で色々心配になりました…

この件で一番ことの本質を理解していると思ったツイートはこちら。


少し脱線してしまいましたが、青木選手の発言に関してはその意図をくみ取る努力が求められるシーンが多々あります。

アンチとしては鬱陶しいですよね?脊髄反射で批判したいですよね?

でも、刹那的に飛びついて的外れな批判をするとバカにされるのでご注意下さい。

その反面、味わい方を知るとクセになります。

一度フラットな目線で見てみましょう。

3.発言内容がブレブレ

俺は修斗が一番だと思っています。俺は一生修斗しかやりません
ー2006年2月17日 修斗世界ミドル級チャンピオンシップ


僕はあと2年あれば総合格闘家としてGSPやBJと同じ領域にいけると思っています。
ー2009年2月19日 Fight&Life


だってUFC行ったら絶対負けるでしょ。だから行かないよ、絶対。
ー2016年10月8日 青木真也×須藤元気対談


発言内容がブレるというよりも、その時の立場や状況に応じて違う顔を覗かせるといった表現の方が適切かもしれないですね。

もちろん、当時の嘘偽りのない心境なのかもしれませんが、私としては本人の気持ちよりも求められる役割(仕事)をこなしているなといった印象を持ちます。

アンチというものは対象に対して発言の一貫性を強く求め、少しでも矛盾が生じていようものなら鬼の首を取ったように批判してきます。そこまで過去の発言を追っかけて批判してくるって、ある意味熱烈なファンなんじゃないかとすら思います。

「一生修斗しかやりません」といった半年後にPRIDEのリングに上がっても別にいいんですよ。

人間なんて置かれた立場や状況により、意識や考えは変わるものだから。

そしてファンはそれすらも楽しむから。

時間の経過と共に変わっていかないキャラクターなんて面白みがないと思いませんか?

ドラゴンボールの孫悟空が「一生天下一武道会しかやりません」と宣言して、5年後も10年後もチャパ王相手に無双したところで面白くもなんともないんですよ。わかりづらいですね。すみません。

4.すぐ泣く

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勝っても泣きます。

負けても泣きます。

セコンドについた選手が勝っても負けても泣きます。

自らを【号泣中年】と称しています。

アンチ青木真也と会話しているとたまに出てくるワードの一つ。

「青木はすぐ泣くから冷める」

なんてことを言っておきながら、メイウェザー戦の那須川選手の涙には感動してしまう人がいるから驚きます。

涙を流すことに冷めているのではなくて、気持ちが乗れないからシラけてしまうだけでしょ。

なぜ、気持ちが乗らないかというとストーリーを知らないから。

そりゃ、知らないですよね?

(明確な理由はあるかもしれないし、無いかもしれないけど)嫌いなんだから。

人は自分が知っていることには興味関心を持ちますが、知らないことに対しては興味を持たないどころか、訳もなく批判的な態度を取りがちです。

かく言う私も以前は青木真也に対する思いはそれほどなく、好きでも嫌いでもない選手でしたし、DREAM.1のカルバン戦の終わり方(ノーコンテスト)を見たときには批判的な思いもあったと思います。

ただ、その戦いをきっかけに青木真也について調べ、当時の心境や試合に対する姿勢を知るにつれて、青木真也という沼にはまっていきました。

人によって選手の好き嫌いが別れるのは自然なことですし、色々な意見があった方が健全で面白くもあるのですが、知らないからなんとなく嫌いで終わってしまうのは勿体ないなと思います。

同じ批判をするのであれば、青木選手がどのような思想を持って、これまでどんなストーリーを描いてきたかを知った上で真正面から人格否定してあげましょう(笑)

格闘技が好きな人であれば、大半は調べるうちに沼にはまっていくことでしょう。

青木アンチから青木ファンになった方のブログを見つけたのでリンクを貼っておきます。格闘代理戦争の影響は大きかったんだなと、このブログ記事を読んで再認識。
masano-hair.com


まとめ

格闘家としては少数派に分類されるであろう【言葉を持っている】【リングの外でも戦える】【言動に理屈がある】選手だからこそ、その異端さが際立ってしまい、熱烈なファンを呼び寄せる一方でアンチも引き寄せてしまいます。

アンチの中でも「なんとなく嫌い」といったライト層には、青木選手が書いた本noteを一読することを強くお勧めします。

本当に見方が変わると思います。私自身もだいぶ変わりました。


2/20(水)には青木選手の新刊となる【ストロング本能】が発売されるようなので、こちらも要チェック!


今年3月にはONE Championship日本大会でライト級世界タイトルマッチを控えている青木選手。

格闘技の強さ以外にも人間的な強さや魅力がある人物なので、格闘技好きも格闘技嫌いも、ファンもアンチも、少しでも興味を持った方は青木選手の発信する情報を追っかけてみて下さい。

きっと沼にはまるはず!