TOKYO MASTER OPEN JIU JITSU CHAMPIONSHIP
久し振りの柔術観戦。
コロナ禍であり 且つ 同日に全日本ノーギ柔術選手権が行われていることからも、墨田区総合体育館は人も少なくとても静かでした。
入館時のアルコール消毒、会場内でのマスク着用など、感染対策も実施されており主催者側の配慮が伺えます。
イベントとしてはもっと人が入った方が盛り上がるとは思いますが、個人的には静かで広々とした空間で観戦することが出来る今の状況を好ましく思ったりもします。
人の取り組みを見て、自身の気持ちを奮い立たせる
今回は私に柔術を教えてくれた方が、約2年ぶりに試合を行うということでその応援に行きました。
13時からの試合予定のため、30分前の12時半に現地到着。
久し振りに柔術の試合会場に入る。
マスター大会ということで、ちょうど同年代ぐらいの選手或いは更に上の年齢の出場選手が多く、コロナ禍でも真剣に柔術に取り組んでいる方々の姿を見て「(自分も)ちゃんと時間を作って再開しないとな」と改めて思いました。
コロナ禍でありながらも、日々の練習を怠ることなく、試合のマットに上がっていく選手たちはかっこよく見えます。
技術ではなく気持ちが観客の心を動かす
凄い試合を見てしまった。白帯延長で20分以上の死闘。終始劣勢だった側がラストにスイープして勝利。会場中から盛大な拍手。技術ではなく気持ちが観客の心を動かした瞬間。素晴らしい試合でした。
— 渡邉正人@IT屋×柔術家 (@mw1919jp) 2021年9月4日
応援する選手の試合まで少し時間があったので、前の試合を観戦することに。
そこで心を動かされる試合を見ました。
白帯のMaster 4(違ったらすみません)の試合ですが、5分で決着がつかずにゴールデンスコア方式の延長戦に。
10分経過。
15分経過。
20分経過。
互いにポイント入らず、試合は続く。
もうここまでくると会場中がこの試合に釘付けです。
両選手のセコンドの応援にも熱を帯びる。
どちらかの選手を応援するというよりも、「お互い頑張れ!」といった具合の指示になってくる。
ハイレベルの技術の攻防ではないものの、試合が動きそうになる度に会場中から「おぉ!」といった歓声があがり、ポイントが入らなければ「あぁ…」といった具合のため息が漏れる。
そして試合開始から22分。
遂に決着の時間が訪れる。
終始劣勢であった選手がスクランブルの状態からスイープでポイントを取って決着!
会場中から盛大な拍手が送られる。
至る所から「今大会のベストバウト」といった声が聞こえてくる。
上手くなくても、強くなくても、人はその取り組みに魅了され心を動かされるのだと再認識する。
柔術エンジョイ勢として活動を再開したい
知り合いの応援にフラっと立ち寄った今大会ですが、いい年をした大人が真剣に取っ組みあう姿はいいものですね。
各選手の試合前の真剣な顔つき、試合が終わった後の充実した表情を見て改めて思いました。
こんなことを書いていたら、またやりたくなってきました。
再開できた際にはエンジョイ勢として、ゆるーく、長くやっていきたいと思います。