柔術Lifelog

「柔術ときどき仕事」ぐらいの割合の【柔術多め】ブログです。

専門学校卒で大企業に入社する方法。専門学校卒の自身の経験で語ってみる

f:id:mw1919jp:20180624133619j:plain

先日、自身が卒業した専門学校を訪問する機会があり、当時の担任から学生に向けて就活や仕事に関する話をしてほしいと突然振られて20分ほど学生たちと話す機会がありました。


その中で学生から「どうやって今の会社に入社したんですか?」と質問されたので、今回は最終学歴が専門学校卒(日本電子専門学校)の私の就職・転職経験について書いていきたいと思います。


上に掲載したツイートにもあると通り、一般的な大企業の新卒採用では応募条件が「大学・大学院卒」となっていることが多く、専門学校生の応募を受け付けていない企業が沢山あります。

そもそも、「大企業への就職=成功」という図式は崩壊しつつあるので、このエントリーは大企業への就職を推奨するものではありません

中小企業と比較して、大企業の方が手当や福利厚生が充実しているというメリットはありますが、反面自分がやりたいことが出来ない・部署と上司が選べない・人間関係が評価に大きく影響する(人数が多いので一人ひとりの実績が見えづらい)などデメリットもあるので、就職・転職は自身のキャリアと適性を考えた上で慎重に判断して下さい。

大企業の定義(読み飛ばしても可!)

私自身、明確な定義が分からなかったので少し調べてみました。

大企業については、中小企業基準法に定められた定義はありません。一般的には上記の中小企業以外の企業を指しています。

f:id:mw1919jp:20180624152249p:plain

中小企業の定義を裏返すと、このようになります。
ですが、官庁が行う調査によっては「資本金3億円超の事業者等」を大企業と定義して、調査を行われている場合もあり、確固とした定義ではないようです。


【出典】大企業の定義、説明できますか?意外とわからない企業規模の定義を解説|ferret [フェレット]

上場・非上場などは関係なく、資本金と従業員数で決まるみたいです。

因みに、引用元記事にも書かれていますが、総務省が公開している「平成26年経済センサス-基礎調査」によると国内382.0万事業者のうち、中小企業者数は380.9万事業者と、全体の99.7%を占めているそうです。

企業数の割合だけで見ると、大企業は全体の0.3%にあたります。こう書くと大企業で働いている人は選ばれし者のエリート感が漂ってきますが、従業員数割合で見た場合には全体の30%と、10人に3人が大企業で働いている計算になるので、実際にはそこまでの希少性はありません。


f:id:mw1919jp:20180624160642j:plain


グラフにするとこんな感じ。意外と大したことないですね、大企業勤めサラリーマン

成長しそうなベンチャー企業に入社する

では、本題に入っていきます。

先にも述べたように、大企業の新卒採用は応募条件が「大学・大学院卒」となっているところが大半を占めています。

もうこればかりは、個人の努力でどうなる問題ではないので、これから専門学生を卒業するご予定の皆さまは大企業への就職は諦めてください

こう書いてしまうと身も蓋もないのですが、仕方ないです。大学に行かなかった自分を恨みましょう。

私も専門学校時代、いくつか気になった企業がありましたが、求人情報の応募条件を確認して「そっ閉じ」した経験が何度かあります。


では、どうするか?


現時点で大企業に入社できないことは確定したので、成長しそうなベンチャー企業を探して、そこに潜り込みましょう!

私は初めて入社した会社は非上場の従業員数80名ほど中小企業でしたが、入社翌年にマザーズ、その8年後に東証一部に上場するといった具合に、会社の成長と共に気付いたら大企業の仲間入りを果たすといった過程を見てきました。

ベンチャー企業に入社すると、自身の成果が会社に貢献していることがダイレクトに感じられますし、会社が成長していく過程を見ることができるので非常に面白いです。これは大企業では味わうことが出来ない貴重な体験です。

また、ストックオプションも魅力的です。

前職の話ですが、創業当時から働いている一般社員(30代後半)が上場後の高値が付いたタイミングで株を売り抜けることで、数千万(あと少しで億)の現金を手にしている姿を横目で見てきました。わりと本気で羨ましかった。。。

「成長しそうなベンチャー企業」の見極め

これまで開発・営業・コンサルとIT関連の仕事をしていくなかで、色々な企業の方と接する機会がありましたが、成長している企業には以下のような特徴があるように思います。

  1. 利益率の高い商品・ビジネスモデルを持っている
  2. 収益の柱を複数持っている
  3. 経営理念が明確でブレていない
  4. 無駄なお金を使わない(クリーンな経営)
  5. 社員が明るく前向き

1.利益率の高い商品・ビジネスモデルを持っている

当たり前ですが、自社で利益率の高い商品やビジネスモデルを持っている企業は成長していきます。

逆にそのような商品やビジネスモデルを持っていない企業、IT系企業で分かりやすい例だと人材派遣をメインとするような企業だと、将来性はあまりないように感じます。

IT業界では中小のIT企業が自分のところよりも規模の大きい会社に人材を派遣(準委任契約)し、そこで仕事をさせることで報酬を得ている会社がゴロゴロあります。

長期契約を結ぶことで安定した売上を計上できますが、発注者側もリスクを取りたくないので、現実的には数か月(短い場合は単月)といった単位で契約を結びます。

短い期間で契約している場合、景気悪化などで発注者側の仕事が減ってくると、契約が切られてしまい翌月以降に売上が上がらなくなります。

そういった事態を避けるために、実際はお客さんと事前に契約終了時期を握っておき、翌月から人の手が空くことがないよう、営業が付き合いのある会社に回って一生懸命仕事を取ってきたります。それでも仕事が取れない場合は、自社のデスクで勉強したり、営業のお手伝いで提案書を作成したりします。

人材派遣のビジネスは景気動向に左右されるリスクもあれば、利益率も低く、何よりお客さんのビジネスを成長させるだけで、自社のナレッジが溜まっていかないですよね。派遣する人数が増えていけば、それに比例して売上も拡大していきますが、あまり魅力的なビジネスとは言えません。

一方、自社で独自の製品やサービスを持っており、それが利益率の高いビジネスモデルになっていれば、そこから得た収益を基に製品の改善(バージョンアップ)や新商品の開発など、ナレッジの蓄積とビジネスの拡大を並行して行うことができます。

自社でパッケージ製品を持っていて、その分野でデファクトスタンダードになっていたりすると最強ですね。ライセンス契約により、毎月何もしなくても決まった金額が売上として計上されていきます。そのような製品を持っている企業を探してみるといいかもしれません。

2.収益の柱を複数持っている

利益率の高い商品・ビジネスモデルを持っていたとしても、経営環境の変化によっては急激に業績が悪化することもあります。

そのようなリスクを回避するためにも、収益の柱を複数持っている企業は強いです。

勘違いしないでいただきたいのは、「うちの会社はソフトウェア開発をメインとしていますが、他にも不動産投資と飲食店経営、最近では宇宙開発事業も始めました!」という企業を探せと言っているわけではありません。

ソフトウェア製品で言えば、CRM(顧客管理)、ERP(基幹業務システム)、EC(ネットショップ)、RPA(業務自動化)など、ターゲットが異なる製品群を持っていたり、或いは単に製品(ライセンス)を販売するだけではなく、その製品を使ったシステム構築やコンサルティングといった事業で収益を上げることができる企業は強いと思います。

3.経営理念が明確でブレていない

ここから先(3、4、5)は実際に働いてみないとなかなか分からないかもしれませんが、一応書いておきます。

経営理念が明確でブレていない 且つ それが社員にまで落とし込まれている企業は成長しているように思います。

これは単に経営理念や社是を紙に書いて社内に張り出しているような企業が素晴らしいというわけでなく、それをトップ(経営陣)がちゃんと実践できているか、或いはそうなるよう努力・改善の姿勢が見られるかが重要です。

表では響きの良い言葉を述べておきながら、行動が伴っていない企業の多くが衰退していく様を沢山見てきました。

4.無駄なお金を使わない(クリーンな経営)

多額の広告宣伝費や交際費を使っている企業が大きく成長しているケースをあまり知りません。

広告宣伝費や交際費を使うことが悪だと言っているわけではありません。効果的な利用が出来ていればいいと思います。

十分な調整をしないまま、とりあえずPVの多い大手メディアに有料広告を掲載しておけばOK!みたいなお金の使い方をしている企業はまだまだ沢山あります。

あと、経営陣がこっそりプライベートの領収書を経費精算していたり、営業が交際費と称してビジネスの種にもならない相手と飲み歩いていることが見て見ぬふりされているような企業は確実に衰退します。

5.社員が明るく前向き

どんな会社も人材が資産です。そこで働く社員がいきいきとやりがいを持って働いている企業は成長します。

そのような企業は経営層の現場への理解が高く、労働環境をより良いものにしようと本気で取り組んでいることが多いです。

現場社員の座談会などに参加する機会があれば、採用担当(人事)と現場社員の親密度なども注視してみると、会社内の雰囲気が垣間見れるのでお勧めです。

若いうちに圧倒的な経験を積んでおく

長々と会社選びについて書いてしまいましたが、会社が大きくなるのには時間がかかります。

なので、最短で大企業に入社したいと思ったら、若いうちに圧倒的努力をすることです。

そうすれば、3年目ぐらいでも簡単に大手企業に転職することが出来ます。新卒採用の狭き門を突破するよりも、こっちの方がかなりイージーだと個人的には考えます。

因みに、この「圧倒的努力」という言葉は、私が尊敬している見城徹氏の「読書という荒野」の一説から使わせて頂きました。

せっかくなので、一部引用させていただきます。

よく僕は「圧倒的努力をしろ」と言う。「圧倒的努力ってどういうことですか」と気有れるけれど、圧倒的努力とはそういうことだ。人が寝ている時に眠らないこと。人が休んでいる時に休まないこと。どこから初めていいかわからない、手がつけられないくらい膨大な仕事を一つひとつ片付けて全部やりきること。それが圧倒的努力だ。

努力は、圧倒的になって初めて意味がある。


【出典】読書という荒野 | 株式会社 幻冬舎


染みるわー。

さすがに見城氏のような「圧倒的努力」は出来ていない、前職の社員と相対比較した場合にはそれなりに努力はしてきた方だと自負しています(この辺りの話を書き出すと長くなりそうなので、詳細は別の機会に書きたいと思います)。


あとは自分が転職したい会社の人と繋がりを持っておくと、「リファラル採用(リファラルリクルーティング、社員紹介採用)」で引っかかったりするかも知れません。

まとめ

  • 応募条件を満たしていない企業のことはさっさと忘れよう
  • 将来性のある企業をしっかり見極めよう
  • 入社したら「圧倒的努力」で差別化を図ろう
  • 可能であれば転職希望先の社員と繋がりを持っておこう
  • 若いうちに人と異なる経験を積んでおけば、大手企業への転職はイージーモード
  • 選ばれる側から選ぶ側に回ろう


参考になるかどうかは分かりませんが、私が新卒で入った1社目の様子を書いた記事を載せておきます↓↓↓



■この記事を書いた人
わたなべまさと
IT屋×柔術家。2016年に10年勤めた中小ベンチャーから大手ITコンサルティングファームに転職。自身の仕事論と柔術を中心とした格闘技ネタについてブログを執筆。
>> 詳しいプロフィールはこちら