柔術Lifelog

「柔術ときどき仕事」ぐらいの割合の【柔術多め】ブログです。

サラリーマン歴12年。それなりに辛い思いもしましたが何とか生きています(キャリアの振返り)

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ざっくり言うと

  • 残業時間が所定労働時間(160h)を上回った。けど生きている。
  • 働き過ぎで体の一部が痙攣することもあった。けど生きている。
  • それでも育ててもらった会社には感謝しかない。←社畜の鏡!!

長いようで「あっ」という間の12年間

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そろそろ自分が何者であるかを明らかにしていきたいと思い、サラリーマン歴12年(2018年4月 現在)でどんな仕事をしてきたかを簡単に振り返りたいと思います。

上のグラフは自身のサラリーマン歴を「残業時間」「幸福度」を表したものです。

思い出すと吐きそうな時期もありますが、明るく楽しく振り返っていきたいと思います!

①成長期 ~とにかく夢中で走り抜けた~

私が就職活動をしていた時期は、ちょうど就職氷河期と呼ばれる時代が終わりを迎えつつ、売り手市場にシフトする転換期にあったと記憶しています。

当時は大手よりもベンチャー思考の方が強かったので、リクナビ(だったかな?)で中小規模のSIerを物色していたところ、他とは異なる個性的な採用ページの会社を発見。業務内容などは全く調べもせず(唯一調べたの所在地ぐらい)、「これは面白そうだ」という思いだけでエントリー。適性試験も無事クリアし、とんとん拍子で1次面接・2次面接を通過。

最終は社長面接。良い意味で私の社長像をぶっ壊してくれました。物腰も柔らかく、とてもフレンドリーな印象を受けました。

面接が終わるころにはすっかり社長のファンになっており、「自分はこの会社で働いていくんだ」と、内定が出ていないにも関わらず勝手な妄想を含ませていたのを覚えています。

そして、1週間後に無事内定をいただき、晴れて第一志望企業に入社することになります。

入社後は同期の中で1,2を争う早さで成長を続け、3年目でプロジェクトメンバー8名ほどのERPシステム*1の導入プロジェクトのリーダーを任されることになります。

今でこそ東証1部上場企業という冠がついていますが、当時は未上場のITベンチャーで標準化された業務プロセスなどはなく、且つ慢性的な人手不足であったことから、初めてリーダー業務を自分より年次の低い若手メンバー中心で回していくという、何ともチャレンジングな体験をさせてもらいました

正直、色々と失敗(お客さんからのクレームなど)もありましたが、あまり口出し・手出しをせず、最後まで仕事を丸投げしてくれた仕事をやりきらせてくれた上司の懐の広さには、今となっては感謝しかないです。私が逆の立場だったら、現場に出張って色々と口出ししちゃうと思う。

比較的若いうちにこの経験が出来たことは、その後の仕事に対する取り組みに大きな影響を与えました。

その後、会社都合で望まない部署異動(実にサラリーマンらしい)が行われ半ばモチベーションは下がるもの、翌年に元の部署に復帰し、大規模プロジェクトのリーダーに就任。

このプロジェクトは、当初メンバーとして参画していましたが、リーダーのリーディング力の無さに痺れを切らして、飲みの席で上司に直談判してリーダーを引きずり降ろしました。



本人が隣に座っている状況で。



今思うと何とも若く、稚拙なアプローチだったなと恥ずかしく思うと共に、当時のリーダーには申し訳ないことをしたなと反省しています(Kさん、ごめんなさい)。

このプロジェクトは最大25名ほどのメンバーを抱える規模となり、その後地獄を見ることになる訳ですが、辛いながらも色々なことを学ばせてもらったプロジェクトでした。

ここまではわりと順風満帆。

②暗黒期 ~残業時間180超!体の一部が痙攣してきたよ!~

寝れない。


寝ても仕事の夢を見る。


瞼や手足が痙攣する。


人の話が徐々に理解できなくなる。←わりと末期




いやー、辛かったすわ。今思うと本当につらかった。

残業時間が所定労働時間と(160h)を上回る素敵な勤務表もこの時初めてみました。

残業代が満額支給される超絶ホワイト企業(皮肉ではないですよ)だったので、20台後半で年収が800万にタッチするんじゃないかというところまでいきましたが、ご覧のとおり「幸福度」は最低値を指しています。


理不尽。という単語を始めて辞書で引いてたのもこの時ですね。



プロジェクトが炎上している中、

  • 人が足りないと社内にSOSを発信しても一向にアサインされる気配なし
  • 何ならバンバン人が引き抜かれていく←ご丁寧なことにキーマンから順番に。馬鹿なの?
  • そして毎週のようにお客さんからクレームくる
  • その度に社内対応に迫られて、また進捗遅延する



もう一思いに殺してくれwww





当時はテンション高めに活動していたので、自分がわりと追い込まれている自覚はなかったですが、瞼や体が痙攣してきたときには「あれ?俺、今わりとやばいんじゃない?」と焦りました。

それでも何とか耐えられたのは、一緒に働いているメンバーに恵まれていたからですね。


同じ思いや志を持った人が近くにいるって大事。ほんとに大事。


1人だったら、間違いなく心折れていたし、今の自分はなかったと思う。

当時一緒に働いてくれた方々には、今でも感謝しています。ピンチの時に助けてくれるのは、上司ではなく一緒に働く同僚です。正社員・パートナー分け隔てなく、接する姿勢は大切です。出来ていない人は、行動を改めることをお勧めします。マジで。

③低迷期 ~成長が感じられなくなってきたよ!~

「開発」も「営業」もできる人材になりたい(将来的な仕事の幅を広げたい)と思っていたことから、周囲の反対を振り切り、開発から営業へ職種チェンジ!

異動先の営業部門は、1人のカリスマ営業マン(部長)に支えられている完全なワンマンチームでした。その人が持っているスキルを盗みことが目的でした。

その部長と一緒に仕事をすることは大変勉強になりました。俗にいう「営業」というよりも、RFP*2を基に提案書を作成するITコンサル的な業務であったことから、その後の転職先でも大いに役立つスキルを身につけさせてもらいました。



が、



電話営業(所謂テレアポ)だけはどうにも馴染めなかった。

結果を出している人もいたので、電話営業が悪いとは言いませんが、どーーーーーーーーーしても馴染めなかった


「なぜ、高い給料を貰っている人がリストを握りしめて1件ずつ電話をかけなくてはいけのか(外注じゃダメなのか)」


「IT企業なんだからMAツール*3を使ったり効率的に活動すればいいのに」


「とにかくテレアポめんどくせぇぇぇぇぇぇぇぇ!」




ある日気付きました。業務の再構築を考えたり、提案書作ったりする作業(システム開発の上流工程)が好きなだけで、営業向いてない!


そんなわけで、営業としてなんの成果を上げることなく、転職することを決意します。当時の営業メンバーの方、申し訳ありませんでした。


④円熟期 ~より過酷な環境を目指す~

転職を思い立ったのが、32歳。

死ぬ気で走っていた開発時代に比べ、営業時代の2年間で成長曲線が停滞してきたと感じてきたことから、「より過酷な環境に身を置こう!」と決意。

開発も営業も一通り経験できたので、キャリアップを目指してコンサルティングファームに応募することに。その中でも過酷と言われている会社数社にエントリー。

前職で色々な経験をしてきたことが功を奏したのか、書類審査も面接もトントン拍子で進み、エントリーから4日で内定受領!!他の企業の選考も進めようかと思いましたが、第一志望であったことから、これも何かの縁と考えて内定承諾。

業界内でも過酷で有名な企業でしたので、いったいどんな凄惨が現場を見ることが出来るのか、期待と不安で胸を膨らませながら入社の日を待ちました…




あれ?超絶ホワイトやん。




世の中の流れか、人材流出対策か、「ワークライフバランスを保ちながら生産性を高めよう」という取り組みが全社的に行われており、それが上辺だけではなくきちんと実行されていました。

転職する前は「過酷な環境に身を置くぜ!」「好きです、仕事!」「残業?わたしは一向にかまわんッッ!!(烈海王風に読んでください)」といった社畜発言をしていましたが、ワークライフバランスが保たれた環境に身を置いてみたところ、「人生充実している!」と人様に胸張って言えるようになりました。

今、人生で最も充実した時間を過ごしている気がします。

それでも育ててもらった会社には感謝しかない。←社畜の鏡!!

こうして振返ってみると、転職前はアホみたいな働き方をしていたなと思いますが、それでも育ててもらった会社には感謝しかないです。

濃密な10年間を過ごさせてもらい、色々なことを学ばせてもらいました。

32歳で初めて外の世界に飛び出したので、コンサルで働く人達っていったいどんな人なんだろうと若干びびってましたが、実際に働いてみると『意外とみんな大したことないな』というのが率直な感想です。

前の会社での経験が今では大きな武器になっています。今また当時のような働き方をしろと言われたら、ちょっと気が引けてしまいますが…

若いうちは大企業に入社して末端の仕事をするよりも、中小のSIerで最前線で働いた方が圧倒的に成長できると思うので、これから就職するという人は企業名やブランドだけで安易に決めるのではなく、入社した後に「どんな仕事ができるのか」「成長できる環境か」といったことを考えてみると良いと思います。

休日もなく働いていた当時の自分に言ってあげたい。

「その経験が将来の自分を助けるぞ」と。若いうちに苦労しておいて良かった。

この記事を書いた人

わたなべまさと
IT屋×柔術家×2児の父。2016年に10年勤めた中小ベンチャーから大手ITコンサルティングファームに転職。自身の仕事論と柔術を中心とした格闘技ネタ、たまに子育てについてブログを執筆。

>> 詳しいプロフィールはこちら

*1:Enterprise Resources Planning の略。導入すると業務効率がアップし、経営の見える化が行われ、 経営スピードの強化が図れる(と思われている)万能システム

*2:顧客の「あれもやりたい」「これもやりたい」という熱い思いが詰まった紙切れ。ただし、スケジュールと予算は絶対に死守しなくてはいけない

*3:Marketing Automationの略。リードと呼ばれる見込み客の獲得に一役買ってくれるらしいが、実は使ったことがない