柔術Lifelog

「柔術ときどき仕事」ぐらいの割合の【柔術多め】ブログです。

世間の「柔術」に対する誤解を解いていく。柔術を生涯スポーツとして取り組んでいます

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ざっくり言うと

  • 柔道と柔術の違い。柔術では相手を殴ったりすることはありません。
  • 社会人がスポーツする時間を確保することは難しい。阻害要因を一つ一つ排除していくことが大切。
  • 柔術は安全性の高いスポーツです。港区周辺で柔術を体験してみたいという方がいたら一緒にやりましょう!


柔術ってなに?柔道と何が違うの?

「最近、柔術にはまっているんですよね」と言ったときに、返されるパターンベスト3。

3位 柔術ってなんですか?
2位 殴ったりするんですか?
1位 柔道と何が違うんですか?

まだまだ世間の認知度は低い模様。かく言う私も、本格的に始める前はルールなどは全く分からず、絞めや関節を取り合う競技ぐらいのぼんやりとしたイメージしかありませんでした。

ざっくり説明すると、柔道は立ち技がメインで「相手を投げ飛ばす」ことを競う競技で、柔術は寝技がメインの「寝ている相手を絞めたり、関節技をかけたりする」ことでまいったさせる(一本を取る)ことを競う競技です。

あと、相手を殴ったりしてはいけません

柔術家がMMA(総合格闘技)の試合に出ていたりするので、柔術は打撃ありと思っている人が多数いますが、実際には打撃はありません。

社会人がスポーツする時間を確保することは難しい

突然ですが、最近スポーツしていますか?

個人的に考える年齢とスポーツの関係性は以下の通り。※ほぼ実体験
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経験上、20代前半のうちは10代の延長で友人と野球やフットサルをやっている人は多いと思いますが、20代後半になると仕事も忙しくなり人も集まらなくなってくるのでランニングやフィットネスジムなど、一人でもできるスポーツやジムに打ち込む人が多いと思います。

そして、30代ぐらいになると仕事に加えて家庭を持つ人も増えてくるので、大半の人がスポーツ(運動)を止めてしまいます。

特に家庭を持つ人は、仕事以外に1人の趣味の時間(スポーツする時間)を持つということは、かなりハードル高いです。

私が考える「仕事と家庭を両立させながらスポーツにも取り組む」ための秘訣は以下の通り。


1.職場の人を巻き込む。

サラリーマンは会社にいる時間が一番長いので、そこで一緒に出来る人も見つける。仕事終わりに別のコミュニティーへ参加することはハードルが高いので、そのハードルを少しでも下げる。

2.家庭へのメリットを提示する。

健康維持のためもそうですが、奥さんに対してダイレクトに響くメリットを提示する。例えば、スポーツを始めて飲み会の回数が減ったとか、早く家に帰るようになったとか。何でもいいので、あなたにもメリットがあるんだよということを伝える。

3.相手や一緒にやる人がいるスポーツを選択する。

これはその人の性格にもよりますが、ランニングやジム通いなどの一人スポーツはモチベーションが下がる時があるので、出来れば一緒にやる人がいる状況を作り出すと長続きするように思います。また、上達が目に見えるスポーツだと尚良いと思います。

4.自分が好きな(興味のある)スポーツを選択する。

身も蓋もない話ですが、やはり自分が好きなことをやるのが長続きのコツだと思います。


私の場合、1~4を満たすのが柔術でした。

34歳から柔術を始めてみて感じたこと

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話を柔術に戻します。

なぜ、34歳で柔術を始めたか。

もともと格闘技を観るのが好きで、キックボクシングや総合格闘技のジムに体験に何度か足を運んでみたものの、ジムの場所が職場から離れていたり、希望するクラスの時間帯が合わなかったりと始めることが出来ませんでした。

そんな中、一緒に仕事をしている取引先のお客さんが柔術をやっているという話を聞きつけて、職場の柔術好きが集まり練習をしている場所(有志の集まりで道場ではない)に混ぜてもらっているうちに、その魅力に引き込まれ、ついには自分で道場に入会することになります。

では、いったいどんな点が魅力的と感じたのか。

ケガのリスクが低い。

やはり格闘技に分類されるスポーツなのでケガのリスクはついて回りますが、打撃系の種目と比較するとケガのリスクは相当低いです。「絞め技」や「関節技」と聞くと、失神したりとか骨折を連想する方もいると思いますが、相手あってこそのスポーツなので練習で一気に絞め落としたり、骨折させたりするようなことはありません。個人的な感覚ですが、サッカーなどの方が相手とのコンタクトや捻挫などのリスクが高いように感じています。

フィジカルに自信がない人でも楽しめる。

寝技という競技の性質上、筋力や瞬発力だけに頼らずに、相手を制することが出来るからです。柔術はよくチェスに喩えられます。相手の動きを読み、相手が防御できない状態に誘い、相手から一本をとる。戦略を駆使したり、身体の使い方を工夫したりとインテリジェンスなスポーツです。ただ、フィジカルがあるに越したことはありません。

痩せるかどうか分かりませんが、強くはなる。

柔術は持続性の有酸素運動に加え、無酸素運動による筋肉負荷も強いので、余程食生活が乱れていない限りは痩せる(体が締まる)と思います。現に私も始める前から4kgぐらい痩せました(食生活改善と並行してですが)。ただ、痩せるかどうかは本人次第なので保証はできませんが、肉体的にも精神的にも強くはなります。これは断言できます。

まとめ(楽しいと思うからやっているだけ)

色々と書いてはみましたが、結局は自分が楽しいと思えるかどうかです。

私にとって楽しいと思えることが、他人にとっては楽しいとは限りません。

  • 体を動かすことが好き
  • 格闘技を観るのが好き
  • 対人競技に抵抗がない(むしろ好き)
  • 健康的な身体を手に入れたい
  • サードプレイスを探している
  • 生涯続けられるスポーツを探している
  • 年齢性別関係なく楽しめるスポーツを探している

3つ以上当てはまったら柔術やってみるといいかもしれません。

どの道場も体験レッスンをやっているので、道着を持っていなくてもスポーツインナー(インナーシャツとインナータイツ)さえあれば、道着をレンタルしてレッスンを受けることができます。

「格闘技」と聞くとハードル高く聞こえるかもしれませんが、最初は簡単なマット運動から始めていきます。

実際に技をかけあったり、スパーリングするのは基本的な動きを覚えてからになるので「いきなりスパーリングさせられたらどうしよう?」「柔術の技とか分からないんだけど…」といった点を不安に思っているのであれば心配無用です。

興味があれば気軽にお近くのジムに問い合わせてみて下さい。

最初の一歩(問い合わせ)さえ済ませてしまえば、あとはスタッフの指示に従うのみです。

体験してみて面白いと思えば続ければいいですし、自分には向いていないなと思ったら、また違う何かを探せばいいだけです。

まずは何事もトライしてみる!

そこから新しい世界が始まります。