柔術Lifelog

「柔術ときどき仕事」ぐらいの割合の【柔術多め】ブログです。

湯浅麗歌子(ゆあさりかこ)|気になる柔術家を調べてみた

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参照:busujiujitsu.blog.fc2.com

QUINTET.2盛り上がりましたね!!


「TEAM Tiger Muay Thai」はあまり見せ場がありませんでしたが、
(バイキング・ウォンの整髪料違反ぐらい?)

「TEAM VAGABOND」の想像以上の健闘、


「TEAM Reebok」のリダ・ハイサム無双、


「TEAM 10th Planet」の前評判通りの実力、



今回も見ごたえたっぷりの大会となりました。

そこで、今回は7.16に行われたQUINTET.2の振返りを書こうかと思っていましたが、既に多くのメディアやブログで取り上げられているので、その2日前に放送された格闘代理戦争で発表された湯浅麗歌子(ゆあさりかこ)選手について書いていきたいと思います。

おそらく、柔術に興味がない人にとっては「湯浅麗歌子?誰それ?」って感じでしょうが、この機会に名前を覚えていって下さい!

格闘代理戦争でフォーカスされた女性柔術家

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多くの人は先日放送された「格闘代理戦争2ndシーズン」でその存在を知った方が多いと思います。

私も柔術を始める前はその存在を知りませんでした。

この方、柔術黒帯の世界大会を4連覇(2015-2018)している偉人であります。



この偉業を例えるならば、


サッカーチャンピオンズリーグで4連覇?
(レアルが5連覇してやがる…)


テニスのグランドスラムで4連覇?
(ナダルが全仏オープン5連覇してやがる…)


UFC激戦区ウェルター級で4連続防衛?
(GSPが9回防衛してやがる…)


なんか、どれもしっくりこないですね。



同じ競技で比較すると同大会を4連覇したことのある選手は、



PRIDEで桜庭和志と戦ったホイラー・グレイシー
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(ホイスちゃうで。ホイラーやで)


5年で黒帯世界王者に登りつめた天才フーベンス“コブリンヤ”シャーレス
f:id:mw1919jp:20180717201412j:plain参照:http://ibjjf.com/http://btbrasil.livedoor.biz


女性柔術家ではレティシア・ヒベイロ
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といった柔術家が思い当たります(思い当たるというか今調べました)。

ホイラーはまだしも、コブリンヤやレティシアに関しては「???」って感じですかね?


柔術知らない方にも湯浅選手の偉業っぷりを分かりやすく例えるなら、


KRAZY BEE 矢地祐介選手がUFCライト級でチャンピオンに上り詰めて3度防衛している」と考えてもらえれば少しは偉業っぷりが伝わりますかね?



2015年にエディ・アルバレス、

2016年にコナー・マクレガー、

2017年にトニー・ファーガソン、

2018年にハビブ・ヌルマゴメドフ

に勝ったことを想像して下さい。





文句なしの偉業ですよね?




そういうことです。




余談ですが、私が所属するVISCA柔術の水野先生はコブリンヤから黒帯を授与されています。コブリンヤについては、いつか別記事で詳しく調べてみたいと思います。

www.visca-jiujitsu.com


青木真也と湯浅麗歌子と柔術界


最近何かとメディア露出が増えてきて "いい人" のイメージが高まっている(本人は不服らしい)青木選手ですが、昨今の女子格闘家ブームに乗っかって湯浅選手を担ぎ上げている訳ではありません。

以下の記事は2017.7.8の記事になりますが、この頃から3年連続で黒帯の世界王者になっている湯浅選手の扱いに対して、日本の柔術界やメディアに対して問題提起をしています。

──ムンジアルで勝てない、その理由から青木選手がブラジリアン柔術を話題にした理由をまずは探っていきたいです。


「それが顕著に表れているのが、湯浅麗歌子が3年連続で黒帯で世界王者になっているのに、何の状況も変わらないということです。それだったら、誰もブラジリアン柔術をやろうとは思わないです。高島さんだって、女子を扱っていないじゃないですか」


──う~ん、そう言われると返す言葉がないですが、MMAPLANETでいうとマンパワー不足とファイナンシャルの欠如で、手が回らないということです。


「ほら、そういうことですよ。3年連続で世界王者になっても、まるっきりの専門メディアでさえそう。それは湯浅が悪いんじゃなくて、柔術界全体の問題ですよ。彼女が柔術で飯を食えないというのは。それが日本の柔術で、ブラジルや米国だったら違ったでしょう」

全文はこちらから↓↓↓

mmaplanet.jp


そして、翌2018年のムンジアルで4連覇を達成した際も、今後の柔術界の在り方に対して問題提起をすると共に、MMAに参戦することで選手としての価値を高めることにも言及しています。

この時は本当に湯浅選手を担ぎ出すと思ってもいませんでしたが。。。


MMA(打撃)へ適応することが出来るのか?

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柔術とグラップリングに関しては、正直ほかの日本人選手は太刀打ちできないであろうレベルにあるので、打撃への適応がどこまでに進むかにかかってくると思いますが、青木陣営の下で重点的にトレーニングを積めば一定水準まで持ち上げられるとは思います。

女子総合格闘家の中でも寝技レベルは群を抜いていると思いますので、格闘代理戦争の中でマッハ選手が言った通り

「湯浅選手に勝てる選手はいない」

と、私も思っています(並みの選手であれば)。

3rdシーズンがあるとすれば、湯浅選手以外に団体を超えてどんな選手を推薦してくるのか今から楽しみです。


以下、ジュエルス22nd RINGでの湯浅選手のグラップリングマッチが本人の解説付きで見れますので、気になる人は要チェック↓↓↓

26m50s~:湯浅選手のグラップリングマッチ
youtu.be


柔術黒帯YouTuber!?

このツイート見て初めて知ったのですが、



湯浅選手がRikako BJJというチャンネルを開設しているとのこと!!!!



さっそくチャンネル登録しました。


アップされている「Single movement:柔術 ムーブメント 一人打ち込み マット運動」は柔術家必見です!!!

たしか、以前10倍速ぐらいの動画がTwitter上にアップされていたんですが、今探しても見つかりませんでした。

YouTubeだと2倍速までしか速度上げられないので、1時間超のこの動画をフルで見るのはちょっとキツいですね…苦笑


橋本選手のTomo BJJ channelに次ぐ、柔術黒帯YouTuberの動向に今後とも目が離せません。




最後に青木選手の湯浅選手の柔術世界観に関するツイートを掲載して締めたいと思います。



QUINTET、格闘代理戦争、どんな形であれ今後も柔術界が盛り上がっていきますように。