柔術Lifelog

「柔術ときどき仕事」ぐらいの割合の【柔術多め】ブログです。

柔術家も強いんです。QUINTET Fight Night Tokyoを振り返る

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(C)QUINTET/Rintaro Ishige

ざっくり言うと

  • QUINTETとは?5人1チームで闘う団体戦。勝った人間は自分が負けるか引き分けるまで、次々と相手チームの選手と順番に闘っていく。
  • 桜庭和志、宇野薫、所英男といった、有名なMMAファイターが参戦(桜庭、宇野はQUINTET.1に参戦)を表明して話題になる中、日本を代表する柔術集団CARPE DIEMが初参戦!
  • 所英男率いる「TEAM TOKORO PLUS α」、現在柔術界トップ選手と言われるホベルト・サトシ・ソウザ率いる「TEAM HALEO」を下して見事優勝を飾る。

ノーギの試合でも安定の強さを見せたCARPE DIEM


CARPE DIEMの石川代表がTrailerで言っていた通り、「柔術家も強いんです」という言葉を表現でした大会でした。

柔術をやる身としては「柔術家も強いんです」と胸を張って言いたいところですが、現時点では「この男たちが強すぎる」といったところでしょうか。

日本における柔術の認知度は低く、競技人口もボクシングや空手といった他の格闘技と比較すると、まだまだ少ない印象です。QUINTETでの柔術家の活躍が世間に広がり、柔術会がもっと盛り上がっていけばいいと思います。

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ガードワークとポジション取りで圧倒していた柔術家

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(C)QUINTET/Rintaro Ishige

これは競技の特性がモロに出ている部分だと思いますが、MMAファイターと柔術家の戦い方を見ていて、柔術家の方がガードワークとポジション取りが圧倒的に上手かったなという印象を受けました。

QUINTETのルールとしては、ポイントシステムではない(引き分けは両者退場)ことから、ポジショニングによる優劣はつかないものの、マウント・サイド・ノースサウスといったポジション取りをきっちり行い、結果として試合を優位に運べていたように思います。

また、圧巻だったのは岩崎正寛vsホベルト・サトシ・ソウザ!

自らをプレッシャースタイルと言い放つ岩崎選手が上からの圧力で攻め込むものの、サトシ選手も持ち前のガードワーク&下からの攻めで両者一進一退の攻防を見せる。

結果、両者ドローの裁定となり、2人抜きをしていたサトシ選手を岩崎選手が止めた形となる。このドローがCARPE DIEMを優勝に導いたと言っても過言ではないと思います。

オーダーがはまったCARPE DIEM

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(C)QUINTET/Rintaro Ishige

個人的には決勝のCARPE DIEMのオーダーが上手くはまったなという印象でした。

おそらく、サトシ選手が何人か抜いてくることを計算に入れた上で、サトシ選手から一本を取ることは難しいかもしれないが最低でもドローに持ち込める岩崎選手を副将に置き、大将に極めが強い世羅選手というオーダーにしたのではないかと思います。

結果、岩崎選手はストップサトシを成し遂げ(※試合後の会見で「最強の盾として仕事は出来ました」と語った)、世羅選手が徳留選手から一本を奪い、大将戦で金原選手と分けることで、CARPE DIEMが優勝することになります。

QUINTETは抜き試合という性質上、オーダーによってチームの勝率が大きく変わってくることが面白さでもあります。

前述の岩崎選手、世羅選手のように、ドローに持ち込むことを求められる選手、一本を取って相手を抜いていくことが求められる選手など、対戦する相手(チーム)によって戦術が変化し、それがどんな結果になるのかが予想もつかないところがQUINTETの大きな魅力だと思います。

最後に個人的超同意見のツイートの載せておきます。

この記事を書いた人

わたなべまさと
IT屋×柔術家×2児の父。2016年に10年勤めた中小ベンチャーから大手ITコンサルティングファームに転職。自身の仕事論と柔術を中心とした格闘技ネタ、たまに子育てについてブログを執筆。

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