転職してから2年が経ちました。
先日、前職の同僚と会う機会があり、その際に転職活動について色々と質問されました。
転職を考えているようだったので、自分が使った転職エージェントの話や自分が作成した職務経歴書を見せて話をしてきました。
そこで改めて自分の職務経歴書を読み返してみましたが、クソつまらない内容でした。
「クソつまらない内容」でしたが、書類選考の通過率は100%(コンサル 4社、事業会社 1社)でした。
今回はこんな内容でも通るんだぞということで、私が実際に企業へ提出した職務経歴書をサンプルとして内容を振り返ってみたいと思います。
尚、私は転職コンサルタントでもなければ人事の経験もなく、転職も1回しか経験していません。
これから書く内容は一例に過ぎませんので、内容の良し悪しについてはご自身でご判断下さい。
- とりあえず実際の職務経歴書を晒してみます
- 職務要約は伝えたい内容を簡潔に!
- 職務経歴は事実だけを淡々と書いていく
- テクニカルスキルは特殊なものがない限り重要視されない
- 「活かせる経験・知識・技術」が転職先で活かせるとは限らない
- 資格はあるに越したことはないが、無くても死にはしない
- 最後の見せ場。自己PR
- 最後に
とりあえず実際の職務経歴書を晒してみます
はてなブログで写真以外のファイルをどうやってアップしようかと考えましたが、Googleドライブで共有してみます。
フォーマットはDODAから提供されたテンプレートを使用しています。
氏名だけは書き替えましたが、それ以外は一切修正していません。
内容が稚拙なため、書き換えたい衝動に駆られますが、そこはグッと我慢してリアルな内容をお伝えしていきます。
使用した職務経歴書のテンプレートはコチラ↓↓↓
doda.jp
職務要約は伝えたい内容を簡潔に!
職務経歴書の冒頭部分。
要約なのであまりダラダラ書かずに、伝えたい内容を簡潔に書いたつもりです。
より具体性を持たせるために、勤続年数やプロジェクトメンバー数などの数値を記載しています。
私の場合は「社会人10年目にして初めての転職」というところが、一つのアピールポイント(勤続年数が長いほど転職が有利になる、らしい)でしたので、「9年間も開発を頑張ったんですよ」ということを冒頭に持ってきました。たぶん。
職務経歴は事実だけを淡々と書いていく
次に職務経歴欄です。
ここには実際に携わったプロジェクトの詳細が記載されています。
小さな(短期の)プロジェクトを含めるとキリがないので、主だったプロジェクトだけをピックアップ。
面接の場ではここに記載された内容について色々と質問をされるので、変に脚色せずにありのままを記載しましょう。
私の場合は直近1,2プロジェクトの内容を聞かれることが多かったです。
逆に入社当時にアサインされたプロジェクトの内容について聞かれることはありませんでした。
あと、面接官がお好きな内容としては「失敗プロジェクト」です。
- 失敗プロジェクトの中であなたはどう立ち回ったか?
- 何が原因で失敗してしまったのか?
- 失敗させないためにはどうすれば良かったか?
などなど、突っ込んだ内容を色々と聞いきます。
「失敗プロジェクト」の経験がある方は、自分の中できちんと答え(原因と対策)を持って挑むと良いと思います。
あえて「失敗プロジェクト」の経験をチラつかせておいて、面接官が食いついてきた時に釣り上げるなんて方法もいいかも知れません。
そのようなテクニックがあるかどうかは知りませんが。
テクニカルスキルは特殊なものがない限り重要視されない
この欄はテンプレにあったから記載しただけで、おそらく面接官はほとんど読み飛ばしていると思います。
OSのインストール?そりゃ、できるよね。
DB?そりゃ、使えるよね。
てな、感じだと思います。
採用企業側の大規模プロジェクトが大炎上中で火消しのためにエンジニアを大量投入したいような場合であれば、当該プロジェクトの開発言語やDBの開発スキルは見るかも知れませんが、それ以外の場面ではテクニカルスキルはそれほど重要視されないんじゃないかと思います。
ブロックチェーンやAIに関するスキルなど、普通のエンジニアがあまり持っていないスキルを保有しているのであれば話は別ですが。
「活かせる経験・知識・技術」が転職先で活かせるとは限らない
前職で長いこと「基幹システム導入」を担当していたので、この欄にもその旨を書いてみましたが、今は全然関係ない仕事しています。
転職先でも基幹システム導入、しかも超上流工程の仕事に携わることを希望していましたが、現在のメイン業務は「派遣先企業のPMO」をやっています。
大手ITコンサルの場合、この「派遣先企業のPMO」というポジション就くケースが多いです。
従って、前職で「基幹システム導入」やっていようが、「ECサイト構築」やっていようが、「スマホアプリ開発」やっていようが、一定の開発経験があれば採用されます。
中小企業であれば、その企業が展開しているプロジェクトの幅もある程度予想が出来るので、自分の希望(それまでの経験)と近しいポジションが用意されることがあると思いますが、一定の規模を超えてくると本人の希望などはお構いなしに人が必要な現場に順次投入されていきます。
仕事を選り好みせずに、なんでもやる覚悟が必要です。
この点については、これからコンサル企業を目指す人は注意しておいた方がいいです。
資格はあるに越したことはないが、無くても死にはしない
お分かりいただけただろうか?
大した資格がなくても転職は成功します。
もちろん、資格はあるに越したことはないですが、無くても致命傷にはなりません。
が、流石に何も書かない訳にはいかないので、新入社員研修などで何らかの資格を取得している方は、とりあえずその資格を書いておけば大丈夫だと思います。
間違っても普通自動車免許は書かないようにしましょう。
最後の見せ場。自己PR
職務内容や資格はある意味テンプレに沿って内容を埋めていくだけですが、自己PRについてはフリースペースなので自分で内容を考えて、自分の言葉で書いていく必要があります。
採用側としては、ここでその人の性格や思考が自社が求める人物像とマッチしているかを判断してきます。
WEBに転がっているようなテンプレ文章を引用せず、必ず自分の言葉で書きましょう。
どのようなネタが採用側の琴線に触れるか分からないので、記載する内容も一つだけではなく、前職での経験や自身を象徴するようなエピソードをいくつか織り交ぜておくといいと思います。
最後に
冒頭説明したように、転職を考えている前職の同僚に向ける形で記事を書いてみました。
自身の転職活動の経験を書いただけで、ここに書かれている内容が必ずしも正しいものとは限りませんが、初めて転職活動をする人の何かしらのヒントになればと思い考えを纏めました。
転職活動は色々と考え始めると身動きが取れなくなってしまうので、まずは自分の市場価値を確かめてみようかなといった軽い気持ちでエージェントに登録してみるといいと思います。
そこで良い求人に出会えれば本腰を入れて活動すればいいでしょうし、特に気になるものがなければ話だけ聞いて帰ってくればいいと思います。
まずは初めの一歩を踏み出すことが重要!
「どのエージェントを使うべきか迷ってしまう」という人もいると思いますが、ぶっちゃけどこを使っても大差ないと思います。
リクナビ、マイナビ、DODAなど、転職エージェントによっては多少の色(サービス)はありますが、持っている求人はほとんど変わりないです。
転職エージェントの比較ページなどでは、「各社持っている求人が違うので、大手3社には全て登録しておこう!」といった記載を目にすることがありますが、ばらけるとそれはそれで大変なので、個人的にはどこか1社(多くても2社)に絞って勝負した方がいいと思います。
この記事を書くにあたり、いくつか転職エージェントのサイトを見て回りましたが大手3社(リクナビ、マイナビ、DODA)は私が転職活動していたころからサービスは大きく変わっていませんでした。
転職活動を行う際はリクナビ、マイナビ、DODAのいずれかをメイン利用するのが王道だと思います。
※最近は上記3社以外にもビズリーチを使って転職してくる人もチラホラ見かけます
「転職しようかな?」と思ったら各サイトを確認してみて、デザインや操作性などのUIが気に入ったところに登録してみて下さい。
私がそうでしたが、転職は「その時の気持ち」×「勢い」×「タイミング」です!
みなさまの転職活動が成功しますように。