柔術Lifelog

「柔術ときどき仕事」ぐらいの割合の【柔術多め】ブログです。

柔術ニュース -Vol.6- | テイクダウン | ONE Championship

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出典:htps://www.bjjheroes.com

BY THE NUMBERS:TAKEDOWNS AND THROWS IN JIU-JITSU

www.bjjheroes.com

下記大会における、階級別のテイクダウンアベレージやテイクダウンに用いた技の種類が統計情報としてまとめられています。
2016 IBJJF World Championship
2017 IBJJF World Championship
2018 IBJJF World Championship
2018 IBJJF Pan Championship
2019 IBJJF Pan Championship
※adult, male, black beltが対象

重い階級のほうが立ち技のポイント(テイクダウン)で勝負を決する傾向があるようです。

また、柔道とは異なる「引き込み」との関係性についても深く切り込んでいます。

トップ・オブ・トップの勝負となると、一本決着よりもポイント勝負になってしまう競技性は否めないので、いかにしてポイントを取っていくかを考えていくことが重要になります。

こういったデータを確認してみると、トップどころの選手が「立ち技」を重要視するのも頷けますね。

英語記事になっていますが、記事中に掲載されている各種グラフを見るだけでも楽しいので興味ある方は確認してみて下さい。

「引き込み(Pull Guard)」で個人的に参考になった動画も載せておきます。

www.youtube.com

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「ONE:A NEW ERA IN TOKYO」出場選手のファイトスタイルと戦績を振り返る

柔術関連のニュースアップデートが少ないので、昨日行われたONE Championship日本大会の結果を選手のファイトスタイルと絡めて振り返りたいと思います。

昨日の大会は全15試合が組まれました。
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15時に会場入りをして、会場を出たのが10時頃になるので、約7時間の長丁場でした。(ほんと長かった…)

大きなトピックとしては、注目されていたアルバレス選手はグランプリ1回戦で姿を消し、DJが前評判通りの強さで若松選手を下し、青木選手が現チャンピオンのフォラヤン選手に見事リベンジを果たして大会を締めくくるといった、内容的には非常に濃い大会でした。

「柔術ニュース」ということなので、MMAの大会ではありますが、柔術をバックボーンとする選手の成績を確認してみたいと思います。

選手のファイトスタイルは公式会見で配られた以下の資料を基にしています。
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試合順で記載。※印は配布資料無し。

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
〇ユン・チャンミン(※)
●バラ・シェッティー(※)
一本 1R 4分16秒 チョークスリーパー


<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
〇パニコス・ユーサフ(※)
●モハマド・ビン・マフムード(※)
判定3-0


<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
〇ゲイリー・トノン(※)
●アンソニー・アンゲレン(※)
TKO 1R 4分12秒 パウンド→レフェリーストップ


<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
〇V.V Mei(空手・ブラジリアン柔術
●クセニア・ラチコワ(※)
一本 3R 3分18秒 腕十字固め


<キック・フライ級/3分3R>
●秋元皓貴(空手・キックボクシング)
〇ヨゼフ・ラシリ(ムエタイ)
判定0-2


<ムエタイ・フライ級/3分3R>
〇ロッタン・ジットムアンノン(ムエタイ)
●ハキーム・ハメック(ムエタイ)
判定2-1

<ONEフライ級(※61.2キロ)ワールドGP準々決勝/5分3R>
〇カイラット・アクメトフ(※)
●リース・マクラーレン(※)
判定3-0


<ONEフライ級(※61.2キロ)ワールドGP準々決勝/5分3R>
〇ダニー・キンガド(※)
●仙三(※)
判定0-3


<キック72キロ契約/3分3R>
〇ヨーセングライ・IWE・フェアテックス(ムエタイ)
●アンディ・サワー(キックボクシング)
TKO 2R 50秒 レフェリーストップ


<ONEライト級(※77.1キロ)ワールドGP準々決勝/5分3R>
●エディ・アルバレス(MMA)
〇ティモフィ・ナシューヒン(MMA)
TKO 1R 4分05秒 パンチ連打→レフェリーストップ


<ONEフライ級(※61.2キロ)ワールドGP準々決勝/5分3R>
〇デメトリウス・ジョンソン(MMA)
●若松佑弥(MMA)
一本 2R 2分40秒 フロントチョーク


<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
●[王者]ケビン・ベリンゴン(散打、ブラジリアン柔術
〇[挑戦者]ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジリアン柔術
反則勝ち 3R


<ONE世界ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/5分5R>
〇[王者]オンラ・ンサン(ムエタイ、ボクシング)
●[挑戦者]長谷川賢(MMA)
TKO 2R 4分41秒 右ストレート


<ONE世界女子ストロー級(※56・7キロ)選手権試合/5分5R>
〇[王者]シィォン・ヂィンナン(MMA)
●[挑戦者]アンジェラ・リー(MMA)
TKO 5R 1分37秒 右ミドルキック→レフェリーストップ


<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
●[王者]エドゥアルド・フォラヤン(武術太極拳
〇[挑戦者]青木真也(ブラジリアン柔術ボクシング
一本 1R 2分34秒 肩固め


うーん…。

まとめては見たものの、色々と突っ込みどころが多すぎてまともな評価が出来そうにないな…

スタイルがMMAと表記されることは100歩譲って良しとしても、MMA表記される選手とそうじゃない選手の違いが分からない…

ゲーリー・トノン、リース・マクラーレン、アンジェラ・リーも柔術表記されても良さそうなものだし。

あと、青木選手のスタイルがボクシングとなっているけど、どちらかといえばムエタイ表記の方がよくないですかね?

ちなみに、フォラヤン選手のファイトスタイルに記載されている武術太極拳(フィリピン代表チームに入った経歴あり)が気になって調べてみたところ、【第35回全日本武術太極拳選手権大会】の様子がYouTubeにアップされていまいた。

www.youtube.com

対人競技ではなく、器械体操のような技の難易度や芸術点といった要素で採点される競技の模様。

これを選手のスタイルに書くあたりが、ONEっぽいというかなんというか。

ということで、ファイトスタイルと戦績を数値化しても意味がなさそうなので止めておきます。

そもそも現代MMAにおいては柔術はエッセンスでしかないし、競技が違いますからね。

明日は柔術関連のニュースが増えるといいな。


■この記事を書いた人

渡邉 正人
IT屋×柔術家。自身の仕事論と柔術を中心とした格闘技ネタについてブログ書いています。> 詳しいプロフィールはこちら